iPSC Neurodegenaration Initiative

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前頭側頭葉変性症Frontotemporal lobar degeneration (FTLD)

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どんな疾患?

前頭側頭葉変性症(frontotemporal lobar degeneration, FTLD)は、
前頭葉と側頭葉を中⼼とする神経変性により、
⾏動異常、精神症状、⾔語障害などが進⾏する認知症疾患の⼀つです。

疾患の特徴

家族性FTLDの原因遺伝⼦には、
microtubule-associated protein tau︔ MAPT)の遺伝⼦変異、
いわゆるタウ遺伝⼦、他にはプログラニューリン遺伝⼦などが知られています。

研究状況

FTLDの患者さんから樹⽴したiPS細胞を⽤いて、
神経細胞脆弱性や神経活動に伴うカルシウムイオン動態の異常、
タウタンパク質の過剰リン酸化、dystrophic neuritesなどの病理変化の再現が報告され、
プログラニューリンを増加させる薬剤の探索なども進められています。

⼤脳⽪質オルガノイドにおいては、変異タウ遺伝⼦によるRNAスプライシング異常、
オートファジー障害なども観察されています。

細胞名 病名 採取時年齢 性別 体細胞 臨床情報
FTLD8EL1 FTLD 75 M PBMC 詳細表示
FTLD9EL1 FTLD 52 F PBMC 詳細表示
FTLD10EL1 FTLD 68 F PBMC 詳細表示
FTLD11EL1 FTLD 70 M PBMC 詳細表示
FTLD12EL1 FTLD 80 M PBMC 詳細表示

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